スポーツもはじめた。食事は工夫しだいで、たくさん食べられるし、野菜好きになった。だから、つらいことはあまりなかった。強いていうのなら、つきあいが悪くなったと友人にいわれたことくらいだ。しかし、ほんとうの友人は理解し応援していてくれた。そしてとうとう今年の一月末に四八キロになったのだ。こんなスリムになったことはこの十年、一度もない。やせたといってもせいぜい五六キロ止まりだった。いまはふつうの食事をしているが、規則正しい食生活を送っているので体重の変化はない。また、今回のダイエットで正しい知識や規則正しい生活、運動や歩くことの習慣が身についているので、毎日がさわやかで充実している。いまでは外食しても、頭で考えながら食べるし、もし食べすぎても、次の日で調整したり、余分に体を動かしたりしている。もうつきあいが悪いとはいわれていない。私に影響されてか数名の友だちが最新式にトライしているので、よく相談をもちかけられる。それを私はうれしく思い、喜んでこたえている。最後に、「もう私はやせられないのだ」となかばあきらめていた私でさえ、こんなにやせられることができたのだから、きっとほかの人もやればできると教えてあげたい。らくをしてやせようということがそもそものまちがいで、そういう考え方が太る体質を生むのだということ、またちょっと頭を使えばお金をそんなにかけなくてもダイエットできるのだということ、そしてダイエットに近道なし、ということなど。ダイエットに成功してから毎日が楽しく、なにより精神的な充実感が味わえ、ゆえに性格までもよくなったことが、一番の収穫である。