アクセントをつけよう

2011.06.11

差し色というのは、着こなしの中でベースの色に対してアクセントになる色をいう。たとえば、グレイスーツにオレンジのネクタイを締めるのも差し色、グレイ地のネクタイの中に水色のドットが入っているのも差し色だ。差し色が男の装いの中で重要なポイントである理由は、なんといっても使える色の少なさに起因している。いくら伝統的なアイテムだとしても、真紅のブレザーはすすめにくい。男の服飾においては、このような鮮やかな色、原色などはベースにある落ち着いた色の中でこそ、生きていける。先の原則二で色による例外があると書いたのは、ストライプやチェックの色がネイビー地にピンクの差し色だった場合、たとえ柄自体は小さくても十分に華やかさをアピールするからだ。それは、柄の大きさより色のインパクトのほうが勝るからである。とかく人と似てしまいがちな男の装いの中で、差し色を使うことで人と同じではない、自分らしさ、自分に合った個性をプラスすることができる。

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