「書く」訓練も創造力と関係する

2011.07.18

英語を母国語にする人にどのようにしたら正しい英語が書けるようになるかと質問してみると、決まって「できるだけたくさんの英文を読みなさい」と助言されます。日本語を正確に書けるようにするにはどうすればよいかと外国人から私が質問されたならば、やはり同じように「日本語をたくさん読みなさい」と答えるでしょう。それくらい、「読む」ことが「書く」ことの基礎にもなるし、大人にとっては、「聞く」ことや「話す」能力を伸ばす基礎にもなります。さて、「書く」訓練も和に力と関係しています。創迫力といっても、奇想天外な英文を書く能力を指しているわけではありません。日本にいて、英語を書く訓練をする場を作り出す工夫について言っているのです。たとえば、英語を書いてもそれを直してくれる人がいないと嘆くことはないのです。私が英語を学び直そうと決意した研修医のころにもさまざまな工夫をしました。ある論文を読んで、その内容に大変興味を持ったとします。すると、それを全部でなくても、ある部分だけでも一度、英語から日本語に訳してみるのです。そして、数日後、その日本語をあらためて英語に訳し戻します。もともとの手本とすべき英文があるわけですから、私か訳し直した英文と徹底的に比較できます。さらに英文の論理展開も追っていくことができるのです。また、NHKの英語講座を利用している人ならば、テキストに日本語の訳が載っているので、それを英訳してみるというのはもう少し手軽かもしれません。ともかく、工夫をすれば英語を書く訓練もさまざまな方法があるはずです。