爪のトラブルは病気、慢性疾患の場合にも現れます。手足のすべての爪に同様な変色、変形が見られます。しかし、すべての病気に当てはまるというものではありません。これは考えようによっては良いことで、どの爪にも向じ異常を発見したとき、全身的な病気が考えられますから、早期に医師に相談するか、健康診断を受けることをおすすめします。また、精神面で大きなショックを受けたり、不安や悲しみを昧わったり、ストレスがあると、自律神経の失調がおきます。自律神経は自分の意志とは関係なく働く心臓や内臓、皮膚(汗腺など)の働きを調整している神経で、仕事の促進、抑制はホルモンの分泌で制御しています。自律神経の失調が続くと、全身的な倦怠感などとともに各部にいろいろの異常が発生します。爪甲には縦筋がめだってきたり、横溝ができたりします。爪には構造や性質を基盤に考えられた「手入れ法」があります。基本的なことを知らないで、間違った手入れを続けていると、爪の質が低下してきます。とくに「切り方」や「ファイリング」が悪い場合、二枚爪にしてしまったり、脆い爪にしてしまいます。また、甘皮を切りすぎたり、処理が悪いと、でこぼこのある爪が生えてきます。体質的(先天的)に爪の弱い人、薄い人がいますし、アトピー性皮膚炎や潜在的にアレルギー体質の人なども爪が脆いようです。そういう人は自分の爪をよく理解し、正しい手入れ法でカバーすることが肝要です。爪母(マトリクス)は爪甲をつくるところですから、強烈な衝撃や刺激を受けて細胞が破壊されたり、病原菌が侵入し炎症を起こすと、爪甲の生育が阻害されます。爪は変形、変色し、衝撃の度合、炎症の程度により爪が生えてこなくなることもあります。乳幼児は敏感ですから、手足のけがや火傷の予防、治療には十分に注意をしてあげてください。