一般家庭から、皇室に入る

2011.07.13

美智子皇后もまた、一般家庭から、皇室に入ることについて、ずいぶん悩まれたということが、いろいろなところに書かれている。御本人自身だけでなく、その御両親も悩まれた。私は、今は亡き母君の富美子様におめにかかったことがあるが、四谷の雙葉学園を卒業されて、まことに思慮深い方と尊敬の念を抱かせられたことがある。美智子皇后も、四谷雙葉で小学校を終えられている。雅子嬢は(今は雅子妃だが)姉妹校の田園調布雙葉で中学から高校の教育を受けられた。サン・モール修道会が経営する雙葉の教育は、謙虚で忍耐強く、自己に責任を持ち、相手への思いやりの深い人間を養成するのだと思う。何千万人といる日本の女性の中から、連綿たる歴史を伝える、日本の最高の旧家に、唯一人選ばれて嫁がれたのである。美智子皇后は戦場に赴く兵士にも似た決死の覚悟で、その重責ある場所に就くことを選ばれたのではないかと思うとき、私は、悪質な小姑のような意地悪さで、何かとあげつらうひとのすべてを相手に戦いを挑みたくなってしまう。この重責を負った方を少しでも悩ませないで下さいと。この思いは、雅子妃に対しても同じように働く。