人それぞれにビタミンやミネラルの必要量は違いますし、同じ人でも場合によって異なります。病気が同じだからといって同じ健康(栄養)補助食品を同じ量というわけにはいきません。そこで頼りになるのが栄養療法を専門に行う医師です。病気の治療に限らず、予防やオプティマルーヘルス(最適な健康状態)を目指す人は、栄養療法を熟知した医師の指導を受けるのがベストです。病気の診断、治療を行う資格があるのは、医師だけです。医学博士などの博士号だけでは治療や指導を行うことはできません。栄養療法を熟知している医師は、日本では非常にまれですが、栄養療法やビタミン・ミネラルなどの栄養素に理解を示す医師は何人かいるかもしれません。栄養療法医が少ないのは、栄養療法には健康保険がきかないからということが大きな理由でしょう。漢方薬には健康保険がききます。ですからこれほど普及したのです。いまでは、漢方薬の副作用もよく知らないような医師がクスリの代わりに漢方薬を処方しています。患者のほうもクスリと違い副作用がないから安心だと漢方薬をほしがります。漢方薬に健康保険が適用になるにあたっては、通常のクスリのように厳密な科学的試験を経て採用されたわけではなかったのです。それでも健康保険が適用されると普及します。しかし知識も同時に普及するとは限りません。いまでも漢方薬は自然の生薬だから安心だと思って使っている医師が多いのです。副作用が見逃されやすいという点では、むしろ注意を要します。