「上場以来○○だらけ」となった、日産・ダイハツの通年赤字

2011.08.15

日産の九三年三月期の売上高は前期比八・七%減の三兆八九六八億八千万円で、八九年度当時の三兆円台に逆戻りした。かつて得意としていた高級車の売れ行きが不振で、利幅が少ない低価格車に販売が集中したことも売上げの下落を大きくした。これに加え、円高による輸出の落ち込みから経常損益は二六二億五千万円の赤字に転落。最終損益(純利益)も一五〇億五千万円の赤字となった。通期の赤字は実に一九五一年の上場以来初めてのことである。また円高の影響で手取り収入が減ったことに加え、設備投資にともなう減価償却負担の増加などの理由から、本業のもうけ、つまり、クルマをつくって売ってのもうけを示す営業損益は、三三六億三千万円の赤字となった。日産はもはやクルマをつくって利益をだせない状況に陥ったのだ。ダイハツはトヨタ自動車からの受託生産車が増えたことで売上高こそ前期比〇・二%増の七八四九億円だったが、肝心の軽自動車の販売台数が同じく一一・七%も落ちたため、経常損益は四四億四千万円と、一九四九年上場以来の赤字となった。日産と同じく営業利益も二九億二千万円の赤字、当期利益も上場後初の赤字で、その額は三五億八千万円にものぼる。これによって七三年以来二〇年ぶりの減配を余儀なくされた。

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