「収益性」についてみると、1990年から94年にかけて、本田技研をのぞく日本の3社は、とりあげたすべての利益率が低下している。そのなかでとくに、トヨタと日産の利益率の低下がいちじるしい。本田技研は、この間の不況下において、利益率の低下幅がすくなく、売上高総利益率については上昇している。一方、米国の3社の利益率は、1990年時点では日本の4社に劣っていたが、94年には大幅に回復し、日本の自動車メーカーの利益率を大きく上回っている。
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一方、ドイツの2社、プジョーは、日本の本田技研以外の3社同様、この4年間で利益率を大幅に低下させていることがわかる。とくに、フォルクスワーゲン、ベンツは売上高営業利益率はマイナスとなっている。1994年時点での米国企業は、収益性で他国の自動車製造業にたいして優位にたっていることがわかる。そのあとを、本田技研、三菱自動車、プジョーが追うかたちとなっている。米国の3社は、1994年に自己資本当期利益率が非常に高くなっている。1991年、92年まで欠損の期間が多く、自己資本を減少させつづけていたが、1993年以降、急速に利益を蓄積しつつあるのである。