宝石選びは難しいものです。安い買い物ではないだけに、慎重に選ばなければなりません。そのためには“賢い買い方”をきちんと知っておくことが必要です。いいものを手に入れ、将来的には資産として永く持てるような、そんな宝石を選んでほしいと思います。宝石の鑑別書、鑑定書、保証書について、資産価値から見た選び方について、また海外での購入のメリット・デメリットについてもお話していくことにしたいと思います。まず、宝石を購入する時に心に留めておいてほしい言葉があります。「アクセサリーは贅沢、ジュエリーは倹約」――この言葉はユダヤ人の友人から聞いたものですが、さすがにお金の価値を知るユダヤ人の知恵から出た言葉だと納得させられます。たとえば、某有名ブランドの金メッキのブローチを、5万円で買ったと想像してみてください。使用して数年後、美しかった金メッキは剥げ落ちて、人前に着けて行くことはできなくなってしまいました。さてあなたは、この有名ブランド品の錆びてしまったブローチをどうされますか。多分、アクセサリーボックスに収納したまま忘れ去ってしまうか、不燃ゴミとして処分されてしまうのではないでしょうか。これと同じ時期に、5万円でK18(金)のゴールドブローチを購入したとしましょう。同じだけの時が流れすぎても、このブローチは買った時と同じ輝きを失っていないでしょう。たとえデザイン的に飽きてしまい、使用しなくなったとしても、不燃ゴミとして捨てることはあり得ないでしょう。飽きて使わなくなったとしても、素材がK18(金)ですから、リフォームができます。また、金・地金として、買い取ってもらうことも可能でしょう。同じ5万円で購入した品でも、錆びたり古くなったら捨ててしまうメッキやイミテーションアクセサリーと、永遠に捨てることなく再利用が何万回でも永久にできる本物の宝石・貴金属では、どちらが長い目で見た時に贅沢でしょうか。また、宝石・貴金属は永遠にゴミとして捨てられない、すなわち地球を汚染しないエコロジカルな商品だともいえます。金額が1000円、2000円であっても、宝石や貴金属は捨てられない永遠の価値ある商品なのです。